釧路工業高　ドローンの操縦体験　道建設部・ＩＣＴ体験講習会

（学校 2018-08-28付）

土木科２年生が受講し、最新の技術を学んだ

　【釧路発】釧路工業高校（宮岡勝郎校長）で二十二日、道建設部主催のＩＣＴ体験講習会が開かれた。土木科の二年生三十六人が受講。実際にドローンの操縦を体験するなど、最新のＩＣＴ技術を学んだ。同部では今後、工業科のある高校数校での開催を予定している。

　道建設部は、普段あまりふれる機会のないＩＣＴ技術を体験学習してもらうことや、建設業への入職につなげることを目的とし、工業科の生徒を対象にＩＣＴ体験講習会を開催。

　第一回目の開催となった同校では、土木科二年の生徒ら三十六人が受講した。

　午前中、コマツカスタマーサポート㈱北海道カンパニー建機レンタルの工藤正裕氏が最先端のＩＣＴ技術について講義。ＩＣＴ建設機械による施工では、従来よりも正確かつ容易な操縦が可能となることや、ＩＣＴ技術の発展による土木工事の将来像などを紹介した。

　午後からは、ケイセイマサキ建設㈱のＵＡＶパイロット・村上正信氏が講師を務め、ドローン操縦技術研修会を実施。航空法や資格・申請といった基礎的な部分から、ドローン測量のメリットのほか、基本的なドローンの操縦方法などを解説した。

　このあと、生徒は体育館に移動し、実際にドローンの操縦を体験。講習を受けた生徒は、「３Ｄ測量の精密さがすごいと思った」「ＩＣＴ建設機械で重機の操作がしやすくなれば、建設業に入りやすくなると思った」などと話していた。

　道建設部は今後、工業科のある高校数校での開催を予定している。

(学校 2018-08-28付)