檜山管内道立学校・町の文科省・道教委指定事業 文科省2、道教委15事業推進(学校 2018-08-16付)
【江差発】檜山教育局は、本年度の道立学校や各町立学校などにおける文部科学省および道教委の研究指定校の一覧をまとめた。本年度は、文科省二、道教委十五の研究事業を各校で展開する。
指定事業の概要はつぎのとおり。
【文部科学省】
▼地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制構築事業
▽指定先=厚沢部町(厚沢部小、鶉小、館小、厚沢部中)、今金町(今金小、種川小、今金中)、奥尻町(奥尻小、青苗小、奥尻中)
地域の多様な経験や技能をもつ人材・企業などの協力によって、土曜日に体系的・継続的なプログラムを計画・実施する取組を支援し、教育支援体制の構築を図ることによって、子どもたちにとってより豊かで有意義な土曜日の実現を目指す。
▼放課後子ども教室推進事業
▽指定先=厚沢部町立館小
放課後や週末などにおいて、学校の余裕教室などを活用し、すべての子どもたちの安全・安心な活動場所を確保し、学習や様々な体験・交流活動の機会を定期的・継続的に提供していく。
【道教委】
▼スクールカウンセラー活用事業
▽指定先=江差町(江差中、江差北中)、上ノ国町立上ノ国中、厚沢部町立厚沢部中、せたな町立北檜山中
学校における相談体制の充実を図るため、児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識および経験を有する人材をスクールカウンセラーとして配置し、教育相談体制の整備を進めていく。
▼退職教員等外部人材活用事業
▽指定先=江差町(江差小、南が丘小、江差北中)、上ノ国町立上ノ国小、厚沢部町(厚沢部小、鶉小、館小)
退職教員や社会人などを非常勤講師として配置し、児童生徒の学力向上および小学校外国語活動等の充実を目指す。
▼道道徳教育推進校事業
▽指定先=江差町立江差小、今金町立今金中
学習指導要領の趣旨ならびに児童生徒、学校、家庭および地域などの実態を踏まえ、創意工夫を生かした道徳教育の実践研究を行い、その成果を普及することによって、道徳教育の充実を目指していく。
▼道ふるさと教育・観光教育推進事業
▽指定先=乙部町立栄浜小、奥尻町(青苗小、奥尻小)、せたな町立若松小
「アイヌの人たちの歴史・文化等」と「北方領土」について、総合的な学習の時間における道内の小・中学校の取組を推進することによって、北海道についての理解を深め、郷土に対する愛着や誇りを育むふるさと教育の充実を目指す。
▼学校力向上に関する総合実践事業
▽指定先=江差町(南が丘小、江差小、江差北小)、厚沢部町(厚沢部小、鶉小、館小)、今金町(今金小、種川小、今金中)、せたな町(瀬棚小、北檜山小、久遠小)
管理職のリーダーシップのもとで全校が一つのチームとなった包括的な学校改善を推進し、学び続ける学校のモデルを提示することによって、実践の成果の普及に資するとともに、将来のスクールリーダーを継続的に輩出する新たな仕組みの構築を目指す。
▼授業改善等支援事業
▽指定先=上ノ国町(上ノ国小、河北小、滝沢小)
学力向上の課題などを解決するため、地域や学校の実情に応じた集中的・継続的な支援を行うことによって、当該地域や学校の学力向上の取組の充実を図るとともに、その成果を普及し本道の児童生徒の学力向上を目指す。
▼小中一貫教育支援事業
▽指定先=江差町(江差北小、江差北中)
中学校区における目指す子ども像の設定および小・中学校の教職員・保護者・地域住民による共有、小・中学校九年間を通じた教育課程編成・実施など、地域の実情に応じた小中一貫教育の導入および円滑な実施への取組を支援することによって、義務教育の質の向上を図る。
▼子どもの体力向上ボトムアップ事業
▽指定先=せたな町立北檜山中
児童生徒向けの運動プログラムの作成や授業改善に向けた実践研究などを通して、学校、家庭、地域、行政が共通理解のもと、学校などにおける体力向上の取組の改善・充実や教員の指導力向上を図るなどして、児童生徒の体力向上を図っていく。
▼中学校における遠隔授業等の効果検証事業
▽指定先=奥尻町立奥尻中、江差町立江差中
学校間の交流学習や遠隔授業の実施および検証、ICT教育研究PTの設置、実践指定校への指導、意見交換などを通して、ICT技術を活用した教育の質の維持向上を図る。
▼体育専科教員活用事業
▽指定先=今金町
体育を専門とする教員を児童の体力向上に積極的に取り組もうとする小学校などに配置し、学級担任などとのチーム・ティーチングによる指導や授業づくりの支援などを行い、小学校教員の体育に関する指導力の向上や学校全体の体力向上の取組の充実を図る。
▼道高校学力向上推進事業
▽指定先=檜山北高
学力の三要素をはじめとした、これからの時代に求められる力を育成するとともに、能力・進路などに応じて、対象や目的を明確にしたモデルを設定し、授業や家庭学習などで活用できる実用的な教材の開発や、生徒の学習内容の定着状況を把握するための学力テストなどを実施し、高校生の学力向上を図る。
▼道学力・体力向上対策推進事業(学校図書館活用促進事業)
▽指定先=今金町立今金小
学校図書館の担当教職員などに対し、学校図書館の環境整備や学校図書館を活用した授業づくりなどについての研修などを実施することによって、担当教職員などの資質向上を図るとともに、すべての学校で、学校図書館を活用した授業が充実するなど、学校図書館の効果的な活用を目指す。
▼小規模総合学科等の新たな魅力づくり推進事業
▽指定先=江差高、檜山北高
小規模となった総合学科などにおける新たな魅力づくりに関する取組を支援し、これらの高校の教育活動の改善・充実を図るとともに、その成果の普及を図ることによって、本道高校教育全体の活性化に寄与する。
▼発達障がい支援成果普及事業
▽指定先=上ノ国町(河北小、上ノ国中、上ノ国高)
本道のすべての教員の発達障がいに関する専門性の向上を図るため、推進校を指定するとともに、発達障がいのある子どもやその保護者への早期からの教育相談や支援体制の充実を図るため、推進地域を指定し、取組の成果を広く道内に普及し、本道における発達障がいの可能性のある幼児児童生徒の支援の充実を図る。
▼U―18未来フォーラム事業
▽指定先=上ノ国高
道立高校などの生徒が国際的な視野を広げ、コミュニケーション能力を高めることをねらいとし、ICTを活用して海外の高校などと交流を行うとともに、授業などで活用できる実践事例集や実践成果の普及を図り、本道の国際理解教育および外国語教育の推進を目指す。
(学校 2018-08-16付)
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