深い学び保障する授業を 道教育大附属函館小が研究大会(学校 2018-08-14付)
240人が来校し、公開授業と教科別の実践研究などを通して深い学びの実現へ理解を深めた
【函館発】道教育大学附属函館小学校(北村博幸校長)は七月下旬、同校で教育研究大会を開いた。二百四十人が来校。研究主題「“主体的・対話的で深い学び”を保障する授業の具現化~“学びの文脈”に基づいた各教科等の単元のデザイン」のもと、十三の公開授業と教科別の実践研修などを通して、日ごろの実践の成果を発信した。
同校では、これまでの研究で初等教育におけるアクティブ・ラーニングの実践や単元構成などに関する研究を進めてきた。研究を進める中で、学びの必要感や必然性を児童が感じることによって「深い学び」が促されることが分かってきた。
これらを踏まえ、前年度から研究主題「“主体的・対話的で深い学び”を保障する授業の具現化~“学びの文脈”に基づいた各教科等の単元のデザイン」のもと、「主体的・対話的で深い学び」に関する研究を展開。本年度は、より多くの教師が深い学びの具現化された授業の手立てをヒントに、日々の授業で児童の学びがより深まることを保障する授業を、個人だけでなく組織的に計画することを目的に研究を進めている。
開会式では、北村校長があいさつ。「学習指導要領の改訂に資する先導的な研究を行い、大学と協働して地域の教育に貢献する」と話し、附属学校の役割を強調。その上で「よりよい授業に向け、子ども一人ひとりを見取り、研究を進めてきた。授業に完成はないが、何か一つでもあしたの教育につなげてほしい」と呼びかけた。このあと、同校研究部の冬野恒史教諭が研究主題設定の理由や研究内容を解説した。
開会式終了後、国語や算数、外国語科など十三授業を公開。そのほか、教科別の事後討議や理科、生活科、道徳、外国語科・外国語活動の四教科では各テーマごとに実践研修会を行い、研究主題に迫った。
(学校 2018-08-14付)
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