道東・十勝教育研究所連絡協議会　オール道東で成果交流　力量向上へ所員研修会開く

（関係団体 2018-08-30付）

道東地区の研究所員１８６人が研鑽を積んだ

　【帯広発】道東地区教育研究所連絡協議会と十勝管内教育研究所連絡協議会は二十三日から二日間、幕別百年記念ホールなどで、道東地区教育研究所所員研修会・十勝管内教育研究所所員研修会を開いた。道東地区の教育研究所所員約百八十六人が参加。講演会や各部会での発表などを通して研鑚を積んだ。

　道東地区における、各教育研究所の今日的な課題と役割を明確にし、併せて相互の研究成果の交流を通して研究所員の力量を高めることが目的。

　初日は、十勝管内教育研究所連絡協議会の高橋康伸会長があいさつ。道東地区の教育研究所三十三団体が参加することに感謝の気持ちを述べ「学び続ける教師像に向け、教師の意欲やつながりを強めるために、この研修会を活用してほしい」と呼びかけた。

　また、「各教育研究所の実践に大いに学び、力量向上に資するものになることを祈る」と述べた。

　続いて、十勝教育局の大橋則之局長と十勝管内教育委員会連絡協議会の笹原博会長が祝辞を述べた。

　大橋局長は「様々な教育課題に対応するため教員の資質向上が必要であり、各教育研究所の役割はますます高まっている」と述べた上で、「相互のネットワークを活用して教育追究の新しい可能性を見出してほしい」と求めた。

　笹原会長は「四地区の所員たちが協議を深め、各学校に生かされることで、“オール道東”の指導力向上と交流の場となることを期待する」と話した。

　このあと講演会、情報交換会を行った。二日目は、所長部会と所員部会に分かれて発表やブース交流を実施した。

(関係団体 2018-08-30付)