教育充実に向け取組推進　道都市教委連が定期総会開く

（関係団体 2018-08-31付）

１６０人が出席し、教育行政の充実・発展に向け研鑽を積んだ

　【岩見沢発】道都市教育委員会連絡協議会は二十一日から二日間、岩見沢市内のホテルサンプラザなどで三十年度定期総会を開いた。全道三十五市の教育委員ら約百六十人が出席。事例発表や分散会を通して、北海道教育のさらなる充実・発展を目指し情報交流を図った。

　はじめに、長谷川雅英会長（札幌市教委教育長）があいさつに立ち、安全・安心な教育環境の整備や教職員の働き方改革といった課題解決に向けて、会員相互の連携による情報共有の重要性を強調。

　「道内各市がそれぞれの特性を生かし、子どもたちや家族、教職員が笑顔でいられるよう、教育の充実と振興にますます取り組んでいきたい」とし、有意義な協議会となることを期待した。

　続いて、岩見沢市の松野哲市長と道教委の佐藤嘉大教育長が祝辞。松野市長は「子どもたちの未来のために、不易と流行を見極めながら教育を進めていく必要がある」、佐藤教育長は「北海道が将来にわたって持続的に発展していくためには、教育の役割が何よりも大事。学校・家庭・地域・行政が密接に連携し、教育の充実に取り組んでいかなければならない」と述べた。

　在職功労表彰等に続く議事では、会務報告や収入支出決算・予算報告、三十年度役員を承認。ことし十一月一日で全市に新教育長が設置されるため、会則の一部を改正することを確認した。

　このあと、恵庭市教委の穂積邦彦教育長が「読書によるまちづくり」と題して事例発表。

　また、子どもの読書活動の推進についてをテーマに分散会を行った。

　二日目は、市内の学校給食共同調理所やいわみざわ公園バラ園などを視察した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝長谷川雅英（札幌市教委教育長）

▽副会長＝宮崎肇（千歳市教委教育長・新）、永田徹（三笠市教委教育長・新）、近内栄一（富良野市教委教育長・新）、天神正人（根室市教委教育委員長・新）

▽理事＝辻俊行（函館市教委教育長・新）、鎌田英暢（石狩市教委教育長・新）、今勉（夕張市教委教育長・新）、髙橋豊（砂川市教委教育長・新）、赤岡昌弘（旭川市教委教育長・新）、中峰寿彰（士別市教委教育長・新）、志賀亮司（北見市教委教育長・新）、三島正昭（網走市教委教育長）、吉田孝志（北広島市教委教育長・新）、星野恒徳（美唄市教委教育長・新）

(関係団体 2018-08-31付)