学校農ク道連盟が意見発表大会 最優秀賞に3人輝く 10月、鹿児島で全国大会(関係団体 2018-08-31付)
開会に当たり、廣瀬校長は精一杯発表するよう生徒に呼びかけた
【根室発】日本学校農業クラブ北海道連盟は二十三日から二日間、中標津町総合文化会館しるべっとで第三十八回全道意見発表大会を開いた。全道各地域大会の代表十三校から二十七人が発表。審査の結果、三分野の最優秀賞には岩見沢農業高校の深澤勇海さん(三年)、岩見沢農業高の朝田海さん(二年)、帯広農業高の山中麻衣さん(三年)が輝いた。
大会スローガンは「武佐岳望むケネカの里で語らえ農クの仲間たち」。身近な問題や将来の問題について、抱負や意見を交換し、主体的に問題を解決する能力と態度を養うとともに、クラブ員の親睦と連携を深めることを目指した。
開会式では道連盟旗入場、連盟歌FFJの歌斉唱、優勝杯返還に続き、同連盟会長で旭川農業高校農業クラブ会長の平野美来さんがあいさつ。「各地域連盟の代表として練習に取り組んできた成果を発揮し、素晴らしい発表にしてほしい」と呼びかけた。
連盟代表で旭川農業高校の廣瀬之彦校長は、今回の大会から各地域連盟の代表枠を二人から三人に拡大し、より多くの生徒の大会参加によって北海道大会のレベル向上につなげたいとの思いを話し、「精一杯思いのたけを発表して」と強調。当番校の中標津農業高校の農業クラブ会長・笠井里紗さんは、大会が北海道農業を考える機会になるよう求めた。
引き続き、来賓として中標津町の西村穣町長、中司哲雄道議、根室教育局の平間博之次長が祝辞。
うち、平間次長は「次代を担う高校生が食の環境など、私たちの生活にかかわる問題を取り上げて主体的な解決を目指して意見交換することは意義深い」とし、積極的にテーマと向き合い堂々と発表するよう呼びかけた。
最後に、総審査長を務める根室振興局根室農業改良普及センターの嶋野幹夫所長は、自分の思いを相手に伝える重要性についてふれ「相手にどう受け止めてもらうか考えて発信することが大切」と北海道農業を担う生徒の活躍に期待を寄せた。
二日目には分野Ⅰ類「生産・流通・経営」、分野Ⅱ類「開発・保全・創造」、分野Ⅲ類「ヒューマンサービス」に関するテーマで発表。
審査の結果、最優秀賞には分野Ⅰ類で岩見沢農業高の深澤さん、分野Ⅱ類で岩見沢農業高の朝田さん、分野Ⅲ類で帯広農業高の山中さんが選ばれた。
最優秀賞の生徒三人は十月の第六十九回日本学校農業クラブ全国大会鹿児島大会に出場する。
大会結果はつぎのとおり。=敬称略=
▼分野Ⅰ類
▽最優秀賞=深澤勇海(岩見沢農業)―「深澤家四代目の挑戦~冬期農業で新たな農業経営の形を=」
▽優秀賞=吉﨑詩乃(帯広農業)―「六次産業化で酪農経営の向上を図る~チーズで輝く吉﨑牧場の未来」
▽優秀賞=黒瀨大地(岩見沢農業)―「世界基準の農業経営者を目指して」
▼分野Ⅱ類
▽最優秀賞=朝田海(岩見沢農業)―「杜氏になるために」
▽優秀賞=藤田ももみ(とわの森)―「ご当地加工品開発へのアプローチ~鉾田市“あん食”販売への第一歩」
▽優秀賞=鈴木優香(帯広農業)―「互いに幸せであるかたち~アニマルウェルフェアに基づいた酪農経営を目指して」
▼分野Ⅲ類
▽最優秀賞=山中麻衣(帯広農業)―「次世代への農業・食の伝承」
▽優秀賞=佐伯浩(真狩)―「製菓に出会えて」
▽優秀賞=賀木愛己(旭川農業)―「旭川の魅力を映す地域農業コミュニティ」
(関係団体 2018-08-31付)
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