釧路校長会と釧路市小中学校校長会　リーダーシップ発揮を　教育経営研開き実情交流

（関係団体 2018-09-04付）

学校経営上の課題解決に向け研修した

　【釧路発】釧路校長会（大澤昭仁会長）と釧路市小中学校校長会（森敏隆会長）は八月二十四日、釧路教育研究センターで釧路地区教育経営研究会を開催した。管内小・中学校の校長八十八人が参加。学校運営上の諸課題について、釧路地区の実情を交流し、校長としての資質・能力の向上を図った。あいさつに立った大澤会長は「働き方改革は喫緊の課題。先を見通したリーダーシップを発揮してほしい」と呼びかけた。

　主催者を代表して大澤会長があいさつに立ち、「新学習指導要領の全面実施に向け、社会に開かれた教育課程の編成が求められている。各学校では、保護者や地域と課題を共有してカリキュラム・マネジメントを充実させてほしい」と要請。「学校における働き方改革は喫緊の課題であり、先を見通したリーダーシップを発揮してほしい」と求めた。

　釧路教育局の鈴木淳局長が祝辞。働き方改革についてふれ「教員の指導力が発揮できる環境づくりに努めて教育の質を高めてほしい」と呼びかけた。また、年度半ばの評価の時期であり「適切な評価や検証による経営改善が必要」と指摘した。

　釧路管内町村教育委員会連絡協議会の国安修一会長は、学校閉庁日について「管内では初めての取組であり、市町村費負担職員や地域、保護者の声や反応を集約して、教育委員会と評価検証してほしい」と要請した。

　全体会では、道小学校長会の武部昌司幹事、道中学校長会の和田正教事務局次長、山田誠一幹事が情勢報告。道小・道中の活動状況を説明するとともに、期限付教員の確保や広域人事の成果と課題、管理職の待遇改善、働き方改革における道内の状況などについての道小・道中の考え方を示した。

　分科会に移り、Ａ分科会では厚岸町厚岸小学校の秦直人校長が「校長のリーダーシップによる“学校における働き方改革”の推進～北海道アクション・プランに準じた取組」、Ｂ分科会では釧路市立鳥取西小学校の鈴木紳一校長が「“社会に開かれた教育課程”の実現のために連携・協働と校長のかかわり方」と題して提言。学校運営上の諸問題について、釧路地区の実情を交流した。

(関係団体 2018-09-04付)