高校教頭・副校長会第２回理事研　ネットワークの活用を　情勢変化踏まえ渡邉会長

（関係団体 2018-09-06付）

３１人が参加し、副校長・教頭としての資質向上に向け、研鑽を積んだ

　道高校教頭・副校長会（渡邉周一会長）は三日、道庁別館で三十年度第二回理事研究協議会を開いた。あいさつに立った渡邉会長は、目まぐるしく変化する高校教育情勢を踏まえ、確実な情報を早めに知り、校内体制を整える必要性を指摘。今後も教頭・副校長会としてネットワークを機能させ、北海道教育の質の向上に努めていく考えを示した。

　高校における管理運営および教頭・副校長の諸活動について研究協議を行い、副校長・教頭としての資質向上および北海道高校教育の充実を図ることが目的。三十一人が出席した。

　開会に当たり、渡邉会長があいさつ。大学入学共通テストや英語の民間資格・検定試験の活用、来年度から移行期間に入る新学習指導要領など、目まぐるしく変化する高校教育情勢にふれ、確実な情報を早めに知り、校内体制を整える必要性を指摘。会員相互の連携を深める重要性とともに、理事研究協議会で得られた情報を各支部にもち帰り、各会員と共有する大切さを呼びかけた。

　また、七月にＯＥＣＤ（経済協力開発機構）が日本の教育政策を分析した報告書を公表し、日本の教育制度の高い成果や公平性を評価する一方、新学習指導要領の内容表現のための環境整備や教員の負担軽減を減らす学校運営を課題として挙げたことにふれた。その上で「教頭・副校長会としても必要に応じて会のネットワークを機能させて、北海道教育の質の向上に資するよう努めていきたい」と述べた。

　議事に移り、本年度事業や定通部会事業の中間報告のほか、第五十七回全国高校教頭・副校長会総会および研究協議会（宮城大会）、調査研究委員会の報告などを行った。

　このほか、十一月十六日に開催を予定している第二回研究協議会の内容などについて協議した。

(関係団体 2018-09-06付)