胆振東部地震道内学校等の対応―上川管内和寒町など　街頭指導で安全確保　

（市町村 2018-09-12付）

　【旭川発】上川管内二十三市町村では、六日未明の北海道胆振東部地震による停電の影響で、多くの市町村で小・中学校、高校などが臨時休校や午前授業と様々な対応を取った。名寄市では小学校二校を避難所として開設して給水活動に取り組み、和寒町では児童生徒の下校時に街頭指導に当たるなど、児童生徒の安全確保に努めた。

　名寄市では六日、市内すべての学校を臨時休校として処置。名寄小と中名寄小の二校に関しては、乳幼児などを対象にお湯を必要とする人に対して、給水の対応に当たった。

　和寒町では、地震発生した六日に小・中学校を午前授業とした。児童生徒の下校の際に、通学路に教職員や町教委の職員、交通安全指導員などが立って、街頭指導に当たった。

　また、ほとんどの市町村では、地震発生後に、市町村役場の職員と学校の管理職員、地域住民と連携して破損個所や故障個所がないか通学路と施設の点検などを行った。

　管内の小・中学校では、十日から授業を通常どおりに再開。給食に関しては、一部変更し提供している。

(市町村 2018-09-12付)