29年度スクールカウンセラー事業―札幌市教委 小・中の相談件数増加 全体は941件増4万7685件(市町村 2018-09-18付)
札幌市教委は、二十九年度スクールカウンセラー事業における相談件数をまとめた。九十八人のカウンセラーが小・中学校、高校、特別支援学校で四万七千六百八十五件の相談を受けており、二十八年度よりも九百四十一件増加。小学校では七百三十三件増の一万三千六百七十六件、中学校は七百八件増の三万八百九十件となっている。
事業は、市立学校にスクールカウンセラーを配置し、児童生徒や保護者、教職員などの相談を受け付けるもの。小・中学校は全校、特別支援学校は五校に配置。二十九年度の年間相談時数は、小学校が各校六十時間から六十三時間に増加。中学校・高校が二百八十時間、特別支援学校七百時間となっている。
二十九年度の相談件数をみると、小学校は七百三十三件増の一万三千六百七十六件、中学校は七百八件増の三万八百九十件、高校は四百九十件減の二千三百二十件、特別支援学校は十件減の七百九十九件となった。
小学校では学習や不登校、中学校でも不登校の相談が多かった。高校では学習や友人関係、特別支援学校でも友人関係にかかわる相談が多い。
市教委では引き続き、各学校においてスクールカウンセラーが教員や保護者向けの校内研修等を行うなど、学校における教育相談体制を充実させるほか、小学校への配置時数の拡充を図っていくこととしている。
(市町村 2018-09-18付)
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