湧別町内中学生が職場体験実習　「地図に残る仕事」学ぶ　建設会社協力で現場見学など

（学校 2018-09-26付）

高規格道路の工事現場を見学した

　【網走発】湧別町内の中学生三人が十三日、職場体験実習に参加した。遠軽町の建設業者・(株)渡辺組（渡辺博行社長）を訪問し、会社概要や建設業についての説明を受けたほか、工事現場を見学。生徒たちは「地図に残る仕事」という説明に心をひかれ、工事現場で目を輝かせて作業風景に見入っていた。

　職場体験実習は、湧別地区三中学校（上湧別中学校、湧別中学校、芭露学園）が、中高一貫教育として総合的な学習の時間で行っているもの。上湧別中三年生の古賀稜吾君と髙柳星哉君、芭露学園九年生の多田敢君の三人が参加した。

　はじめに、同社の本社会議室で自己紹介に続いて、スケジュール、会社概要などを聞いた。建設業は「地域の暮らしを守り、発展させていく仕事」「道路や橋の建設など、地図に残る仕事。みんな誇りをもっている」と説明を受け、その魅力を学んだ。

　このあと、町内で行われている開発局網走開発建設部所管の「旭川紋別自動車道遠軽町一林班南改良工事」の現場に移動した。

　担当者から工事概要の説明を受けたあと、スタビライザーやバックホーなど稼働中の重機を見学。生徒たちは、その迫力に圧倒されるとともに、ＩＣＴ対応機械の導入など最先端の技術を用いた工事の様子を興味深げに見入っていた。

　このほか、重機の試乗やドローンの操作体験、建築工事の現場見学も実施。参加した生徒たちは「たくさんの種類、数の重機が動いていてすごいと思った」「建築物が完成するまでの工程を知ることができた」などと感想を述べ、建設業に一層興味をもったようだった。

　渡辺組では、今後も職場体験学習の受け入れを行っていく考え。

(学校 2018-09-26付)