壮大なスケール体感　旭川工業高が旭川建協主催の見学会参加

（学校 2018-09-27付）

現場代理人から工事内容や施工のポイントなどについて説明を受ける生徒

　【旭川発】旭川工業高校（太田潤一校長）建築科一年生三十六人は九月中旬、旭川建設業協会（川島崇則会長）主催の現場見学会に参加した。旭川空港ビル旅客ターミナルビル国際線増築工事の現場を訪問。大規模建築現場の壮大なスケールを体感した。

　ビルの構造規模は、鉄骨造三階（建物本体二階）・地下一階で延べ床面積六千六百九十五・六五平方㍍。新谷・荒井・廣野共同企業体が施工する建築主体のほか、電気、空調設備、衛生設備、既存棟改修の工事が進められている。新ビルは十一月二十二日の供用開始を目指している。

　生徒は迫力ある建築現場に感嘆した様子で、現場代理人の利波寛之氏（新谷建設(株)）の案内のもと、出発ロビーやラウンジとなるスペースを見学した。

　また、屋上に移動し、ジンギスカンを楽しむことができるデッキを見学するなど普段目にすることのない建築現場の雰囲気を肌で感じ取っていた。

　質疑応答では、生徒から「建築の現場で女性ができることは」「工事中に雨が降ったら現場にどんな影響があるか」「建物内の小部屋の用途は」など活発に質問が挙がり、利波氏が丁寧に回答していた。

　最後に、現場で働く同校卒業生で新谷建設の中村勇我氏が後輩にエール。「現場一年目ではトランシッドやレベルについて職人に指示することが多かったので、高校生活ではそこを覚えておいてほしい」とアドバイスした。

(学校 2018-09-27付)