３定市議会代表質問ダイジェスト２日目（３０年１０月２日）

（市町村 2018-10-04付）

　三定市議会代表質問（二日）では、北海道胆振東部地震後の子どものケアについて質疑が行われた

◆地震後のケアへ学校にＳＣ派遣

　長谷川雅英教育長は、地震後の学校再開に向けて、災害時の子どもへの配慮事項を全校に周知し、各校の教職員を中心とした子どもの見守り体制を強化するとともに、必要に応じてスクールカウンセラー（＝ＳＣ）を派遣したことを説明。

　特に被害の大きかった地域の学校については、ＳＣを緊急派遣して、強いストレスを受けている子どものケアなどについて教職員に助言するなど「早期から対応を進めてきた」と述べた。

　現在も不安を感じている子どもや、時間が経過してから不安を訴える子どもがいることから、各校での継続的な見守りに加えて、ＳＣをさらに手厚く配置するなど、子どもが安心して過ごせるよう支援していく方針を示した。

　竹内孝代議員（公明党）の質問に答えた。

◆学校の様々な場面で人権教育を充実

　人権教育の充実について質疑が行われた。

　長谷川雅英教育長は、人権教育について「自他の生命を尊重する心などの育成を図る上で極めて重要」と強調。市教委では学校教育の重点に人間尊重の教育を位置付け、差別・偏見の撤廃や互いの権利を尊重し合う心の育成といった取組を推進してきたことを説明した。

　今後は「道徳はもとより、各教科等の学習や学校生活の様々な場面できめ細かに指導していく」と述べ、人権教育の一層の充実を図っていく考えを示した。

　竹内孝代議員（公明党）の質問に答えた。

◆公立夜間中学設置へ関係機関と議論深化

　公立夜間中学の設置について質疑が行われた。

　長谷川雅英教育長は、義務教育を受けることができなかった人や、外国籍の人、不登校などで学校に通えなかった人に対して、「教育の機会を確保することは重要」との認識を示した。

　二十九年十一月、道教委が市町村部局および教育委員会や学識経験者、自主夜間中学の関係者などで構成する「夜間中学等に関する協議会」を設置し、教育ニーズなど、様々な視点で議論されていることを説明。今後、道教委をはじめとした関係機関などとともに「市が果たす役割などを含め、議論を深めていく」と答弁した。

　竹内孝代議員（公明党）の質問に答えた。

(市町村 2018-10-04付)