２０年の歩み振り返る　札幌市平岡緑中が開校記念式典

（学校 2018-10-11付）

５００人が２０周年の節目を祝った

　札幌市立平岡緑中学校（荻原啓校長）は五日、同校で開校二十周年記念式典を挙行した。全校生徒や関係者合わせて約五百人が出席。これまでの歩みをスライドで振り返ったほか、全校生徒で合唱するなど、二十年の節目を祝った。

　同校は、平成十一年三月、市で九十七番目の中学校として開校。学校教育目標「夢を結び豊かに未来を拓く学校」のもと、様々な教育活動を展開し、これまでに三千百二十四人の卒業生を送り出している。

　式典では、吹奏楽部による「西遊記～天竺への道」の演奏のあと、荻原校長が式辞。北海道胆振東部地震当日の昼に、学校の向かいのコンビニエンスストアで、地域住民が励まし合い、助け合っていた姿を紹介した。「素晴らしい方々が住む地域にある学校を誇りに思う」と述べ、地域に暮らす生徒を「幸せだと思う」と話した。

　式典前に行われた同校の学校祭において、生徒が「自分たちは北海道の復興へ向けて何ができるのだろう」などと問いかけていたことにふれ「二十年の歩みが確かであったこと、これから始まる平岡緑中の未来は輝かしいものであることを確信している」と強調した。

　続いて、同校ＰＴＡの作山睦月会長と同窓会の町村祐輔会長が祝辞を述べた。

　また、教諭と生徒が制作したスライドショーで同校の歩みを振り返ったほか、ＰＴＡが二十周年の記念品を贈呈。生徒を代表して生徒会の菊池玲奈副会長が記念品を受け取った。

　生徒代表の言葉では生徒会の小笠原大希会長が登壇。同校の未来に向けて、生徒が自ら思考し、判断して行動する大切さを訴えた。

　このあと、全校生徒が合唱したほか、校歌を斉唱し、開校二十周年の節目を祝った。

(学校 2018-10-11付)