３定札幌市議会決算特別委ダイジェスト（３０年１０月１６日）

（市町村 2018-10-18付）

◆効果的な事例共有へ　学用品など重さへの配慮

　三定札幌市議会第一部決算特別委員会（十六日）では、児童生徒の携行品にかかる取組についての質疑が行われた。　

　市教委では、文部科学省の通知を受け、児童生徒の携行品にかかる配慮について市立学校に通知を発出。学用品や体育用品などが過重とならないよう、児童生徒や保護者の意見を取り入れながら、さらなる工夫に取り組むよう求めている。

　檜田英樹学校教育部長は携行品にかかる今後の取組について「校長会等と連携を取りながら、効果的な事例を共有するなど、適切な配慮がなされるよう取り組みたい」と方針を示した。

　松井隆文委員（自由民主党）の質問に対する答弁。

◆市立幼稚園の在り方

　市立幼稚園の在り方についての質疑が行われた。

　市教委では、学校教育や生涯学習の施策を総合的に示す教育振興基本計画改定版の策定に向けて作業を進めている。

　長谷川正人児童生徒担当部長は、市立幼稚園の在り方について「幼児教育の拠点としての役割や機能、将来的な展望なども含め、多様な観点から検討することを札幌教育振興基本計画の後期アクションプランに位置付ける見通し」と説明。

　また、「子どもを取り巻く社会状況の変化や幼児教育にかかる国の動向などを踏まえながら、市立幼稚園の在り方も合わせ、幼稚園教諭の採用の在り方も検討したい」と今後の方針も示した。

　ふじわら広昭委員（民主市民連合）の質問に対する答弁。

◆学校給食費の無償化

　学校給食費の無償化についての質疑が行われた。

　学校給食費の無償化について、木村弘毅保健給食課長は、就学援助制度を通して収入が一定額以下の世帯に給食費の助成を行っていることにふれたほか、無償化によって年間七十二億円の財政負担がかかることから「無償化の実施は難しい」と述べた。

　田中啓介委員（日本共産党）の質問に対し答弁した。

(市町村 2018-10-18付)