教員の業務改善事例集作成―函館市教委 勤務時間意識した働き方を 市立校・園へ配布、HP掲載も
(市町村 2018-10-18付)

函館市教委実践事例集
市内だけでなく、全国の取組も掲載している

 【函館発】函館市教委は、教職員の働き方に関する取組の推進に向け『教職員の業務改善に向けた取組事例集』(A4判、六ページ)を作成した。業務に専念するための環境整備や、部活動および勤務時間を意識した働き方に関し、市内や全国各地の取組を紹介。市立の幼・小・中・高校に配布するほか、ホームページに掲載する。

 市教委では、道内でも先行して昨年十二月に『教職員の業務改善のための取組』を作成。地域や保護者への理解を図りながら、教職員の業務改善に関する取組を進めている。

 今回の事例集では、業務改善の目的をあらためて示すとともに、各校での業務改善に向けた取組の充実・発展に向けて市内の学校だけではなく、全国の取組も紹介した。

 内容をみると、「本来の業務に専念できる環境整備」「部活動指導にかかわる負担軽減」「勤務時間を意識した働き方の推進と学校運営体制の充実」の三点について、推進に向けた実践事例を掲載。校務支援システムの導入促進や部活動地域支援者の活用のほか、一定時刻以降に残る場合の申告制の実施、個人ごとの定時退勤日設定などの取組を紹介している。

 きょう十八日に市立の幼稚園から高校まで全校・園に配布するほか、市教委のホームページに掲載して地域住民や保護者の理解が深まるよう周知を図っていく。

 

(市町村 2018-10-18付)

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