札幌らしい特色ある学校教育推進事業の在り方検討　プロジェクト会議で意見交換―初会合　　“校種間連携がキーワード”

（市町村 2018-10-22付）

今後のスケジュールを確認したほか、札幌らしい特色ある学校教育について意見を交換した

　札幌らしい特色ある学校教育の推進にかかる検討プロジェクト会議の初会合が十七日、市内のＴＫＰ札幌カンファレンスセンターで開かれた。委員や事務局員合わせて十六人が出席。新たな札幌らしい特色ある学校教育の提案に向けて、意見を交換した。

　会議は、札幌らしい特色ある学校教育推進事業がことしで十年目を迎えることから、保護者を含む学校関係者や学識経験者、市教委職員などで事業のこれまでの成果や課題を整理するとともに、自立した札幌人の育成に一層資する新たな札幌らしい特色ある学校教育の在り方について検討・提案するため設置した。

　冒頭、検討プロジェクト委員長の檜田英樹学校教育部長があいさつ。プロジェクトの趣旨にふれ「ここまで十年間の社会情勢などの変化、例えば、札幌市民交流プラザの建設や札幌への冬季オリンピック・パラリンピック誘致の動きなど、大きな変化を踏まえ、子どもたちの未来に向けて、創造性豊かに協議を行ってほしい」と呼びかけた。

　続いて、廣川雅之教育課程担当課長がプロジェクトの目的や構成、進め方、今後のスケジュールなどを説明した。

　このあと、札幌らしい特色ある学校教育の在り方について意見交換。委員からは「校種間の連携がキーワードになるのでは」「体力向上といった健康面でのかかわりをもたせていきたい」「働き方改革などの視点も必要」などの意見が出るなど活発に討議した。

　今後、十一月下旬までに三回会議を開き、十二月中にも提案内容をまとめる。

(市町村 2018-10-22付)