札幌市教委の再任用教職員　本年度は５８５人に増加　右肩上がりの状況続く

（市町村 2018-10-23付）

再任用教職員フルタイム・短時間任用状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委が本年度再任用した教職員の任用状況がまとまった。新たに百六十七人が再任用となり、合計人数は五百八十五人。再任用教職員は年々増加しており、二十六年度の四百五十六人から約一・三倍となった。

　再任用教職員は、勤続年数二十五年以上で、退職から六十五歳までの五年間任用される。小・中学校、高校、特別支援学校を退職後に勤務し、通常学級での指導のほか、初任者教員を指導するなど長年の勤務で得た知識や指導技術を各校で生かしている。

　また、短時間勤務の場合はＴＴ指導や少人数指導、教科指導などに当たっている。

　本年度の再任用教職員は管理職二十七人、教諭五百四十九人、養護教諭五人、栄養教諭四人の計五百八十五人で前年度より三十五人増えた。再任用教職員は年々増加しており、二十六年度の四百五十六人から約一・三倍となった。

　また、管理職と教諭、養護教諭の退職者は、二十六年度末は三百二十五人、二十七年度末は三百四十二人、二十八年度末は三百三十八人で、二十九年度末は三百四十九人となった。

(市町村 2018-10-23付)