文化芸術基本計画第３期素案―札幌市　子の美術体験盛り込む　会議経て年度末まで策定

（市町村 2018-10-26付）

　札幌市は、市文化芸術基本計画第三期の素案をまとめた。文化芸術に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための計画。教育関係では「市民交流プラザを活用した取組」「子どもの美術体験事業」などの取組が盛り込まれている。今後、数回程度会議を開くほか、パブリックコメントなどを通じて、年度末までに計画を策定する予定となっている。

　市では、市民が心豊かに暮らせる文化の薫り高き札幌のまちづくりを目指し、文化芸術に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための計画を二十一年度に策定した。

　五年間の計画で、二十六年度には第二期の計画を策定。本年度で第二期計画が終了となることから、三十一年度から五年間の計画策定に着手した。

　素案では、計画のテーマを「（仮）創造性あふれる文化芸術の街さっぽろ」と設定。テーマ実現に向けた四段階の施策①創造性の土を耕す（基盤整備）②創造性の種を蒔く（未来への布石、育成、支援）③創造性を実らせる（保存・活用）④創造性を蓄え、伝える（情報の蓄積と発信、評価）―の循環を通して、創造性による成果が次々と実ることをねらっている。

　教育関係では、②でことし開館した市民交流プラザを活用した取組や子どもの美術体験事業、子どものミュージカル鑑賞事業を示すなど、児童生徒が文化芸術を親しみ、その楽しさを実感する様々な機会を提供することができるような取組が盛り込まれている。

(市町村 2018-10-26付)