６０周年の節目をお祝い　札幌市本郷小が開校記念式典開く　児童がよさこいなど披露

（学校 2018-10-29付）

全校児童、保護者、地域住民など５２０人が参加した

　札幌市立本郷小学校（石澤優子校長）は十九日、同校で開校六十周年記念式典・祝う会を執り行った。全校児童や保護者、地域住民など約五百二十人が参加。児童がよさこいや地域の魅力を伝えるＣＭなどを披露したほか、全校合唱などを通して六十周年の節目を祝った。

　同校は、昭和三十三年に開校。教育目標「豊かな知性を育てる」「礼節の心を培う」「たくましい心身を養う」のもと多種多様な教育活動を展開し、これまでに七千二百三十三人の卒業生を送り出している。

　式典では、国歌を斉唱したあと、石澤校長が式辞。児童の中で受け継がれていることとして、①元気なあいさつ②異学年での交流「イチイ活動」③心合わせた歌声―の三点を挙げた。

　このうち、①について、校内のみならず地域からも褒める言葉が届いていることなどを紹介。児童に「たくさんの宝物を受け継ぎ、もっともっとすてきな学校をつくるのは、ここにいる皆さん。素晴らしい学校をつくっていこう」と呼びかけた。

　また、同校に飾られているレリーフ「開拓の心」で、太陽の光の中を走る蒸気機関車や開拓者などが描かれていることにふれ「開拓者の明るさ、たくましさ、正しい心をもった真の強さ」などを表していることを説明。

　「この開拓者のように力強く、今を切り拓いていこう」と話し、児童に目標をもつことの大切さを訴えた。

　来賓祝辞では、白石区の蔀研治区長と同校ＰＴＡの相澤太志会長が登壇した。

　全校児童が校歌を斉唱し、式典を締めくくったあと、祝う会を開催。同校のあゆみをスライドで振り返ったほか、一・二年生が歌、三・四年生がよさこいを披露した。

　また、五年生が制作した地域の魅力を伝えるＣＭの上映したほか、六年生の代表児童による将来に向けた発表なども行った。

　最後に、全校で「心と心で」を合唱。開校六十周年の節目を祝った。

(学校 2018-10-29付)