旭川市知新小・大町小児童ら　ドローン飛行実演など　建設工事現場見学会に参加

（学校 2018-10-24付）

建設中の水門を見学した

　【旭川発】旭川市立知新小学校（川島政吉校長）と大町小学校（指川文徳校長）の五・六年生と保護者約五十人は十月上旬、建設関連機関・団体主催の工事現場見学会に参加した。旭川市内を流れるウッペツ川で建設中の水門の工事現場を訪問。工事の様子を見学したほか、高所作業車などの試乗体験、ドローンの飛行実演などを通し、建設業の役割や防災に寄与する河川改修工事の重要性について理解を深めた。

　見学会は、開発局旭川開発建設部、旭川建設業協会（川島崇則会長）、上川調査設計協会（千葉新次会長）が主催。

　近年、市内で大きな水害が発生していることから、小学生とその保護者に対し、河川事業などのインフラ整備の意義について知ってもらうとともに、将来の仕事として建設業に興味をもってもらおうと企画した。

　市内の小学校に参加を呼びかけ、知新小の六年生と大町小の五・六年生およびその保護者約五十人が参加した。現場は市内を流れる石狩川に合流するウッペツ川の終点に位置。三十五・三×二十㍍の水門一基を建設している。

　児童は施工中の水門の前で現場担当者から河川事業の意義や工事概要について説明を受け、河川整備や防災の大切さを学んだ。このほか、高所作業車や小型バックホーの試乗体験やドローンの飛行実演を通し、建設業への理解を深めた。

　旭川建協の盛永喜之地域振興委員長は「安全安心に生活できるようにしているのが公共工事。普段は現場の中に入ることはできないので、みんなで納めた税金が一つ一つ積み重なって公共工事になっていることを知ってほしい」と話していた。

(学校 2018-10-24付)