働くことの意義感じて　倶知安中が職場体験学習　役場や企業など４３ヵ所で

（学校 2018-11-02付）

測量機器の扱いについて説明を受ける生徒たち

　【倶知安発】倶知安町立倶知安中学校（村井満校長）は十月二十四日から三日間、二年生対象の職場体験学習を実施した。生徒百七人が町内四十三ヵ所で各業種の仕事を学ぶ貴重な時間を過ごした。

　職場体験学習は「働くことの意義や価値、社会の規律やマナーを体験の中から学び、就労観や職業観、社会性を広げる」「自ら課題を設定し、調査や体験活動をもとに、課題を追究する力を高める」「自分の考えを工夫してまとめたり、伝えたりする力を高める」「豊かな感性や創造性を自ら高め、自分なりの生き方や将来について考えを広げる」ことをねらいとしている。

　二年生の総合的な学習の時間で実施したもの。受け入れ先の役場や学校、企業など町内四十三ヵ所に出向き、それぞれの仕事を学んだ。

　建設業の学習を希望した生徒のうち、男女三人が横関建設工業㈱（柏谷匡胤社長）で座学や現場でのレクチャーを受けた。

　二日目の二十五日は、開発局小樽開発建設部発注の「ニセコ地区近藤工区区画整理」の現場で学習した。

　現場事務所で土木部事業部の外山紀久工事課長からニセコ地区や区画整理の概要などについて説明を受けたあと、現場に向かい、測量体験。

　外山工事課長の指示にしたがって、測量機器を操作し、土地の高低差などを調べた。

　父親が建設業に就く男子生徒は「細かいところもあり、難しい」としながらも「建設業に就いてみたい」と話していた。

　今後は、まとめとして、個人でパワーポイントを作成。職場体験で学んだことや仕事のやりがい、自分なりの生き方などをまとめ、発表会でプレゼンテーションする予定。

(学校 2018-11-02付)