働き方改革へ理解深め　上川管内教委連が臨時総会・研修会

（関係団体 2018-11-14付）

講演を通して、学校の働き方改革への理解を深めた

　【旭川発】上川管内教育委員会連合会（会長・石田政充美深町教育長）は十月三十日から二日間、上川町内のホテル大雪で臨時総会ならびに第二回委員研修会を開いた。管内教育長や委員七十七人が出席。臨時総会では、新たに愛別町の大山一成教育長を教育長部会副会長に選任。研修会では、講演などを通して学校の働き方改革について理解を深めた。

　委員研修会は、複雑多様化する教育問題に的確に対応し、会員の幅広い視野を深め、教育行政の円滑な推進を期することが目的。

　開会式では、石田会長があいさつ。新学習指導要領への対応や、学校における働き方改革にふれ、「学校現場では様々な対応が求められている」と指摘。「研修会は管内市町村の教育委員の皆さんが一堂に会する場。情報交換などを進めていただきたい」と呼びかけた。

　続いて、上川教育局の中島康則局長が登壇。道教委が道内すべての学校で働き方改革を推進するため、アクション・プランを策定したことを説明。「学校教育の質を向上させていくためには、働き方改革を進め、教員が健康でいきいきとやりがいをもって勤務し、授業や授業準備に集中できる環境の整備や子どもたちと向き合う時間を確保することが大変重要なこと」と強調した。

　その上で、研修会を通して「学校の働き方改革を推進していく上で大いに参考になるものと期待する」と述べた。

　初日の臨時総会では、九月末で同会の役員が退任するなど、大きな変動が生じたことから、役員の欠員補充を議事として取り上げ協議。同会教育長部会の副会長として新たに愛別町の大山教育長を選任した。

　このあと、道教委教職員課の伊賀治康服務担当課長が講演。学校における働き方改革について理解を深めた。

　二日目は、層雲峡・大雪山写真ミュージアムで視察研修を行った。

　臨時総会で承認された教育長部会の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝石田政充（美深町）

▽副会長＝髙曽根誠（音威子府村）、藤本武（占冠村）、大山一成（愛別町・新）

(関係団体 2018-11-14付)