講話と協議で理解深め　石特協が経営研究大会

（関係団体 2018-11-14付）

会員７９人が参加し、職能向上を図った

　石狩管内特別支援学級設置学校長協会（＝石特協、村山浩会長）は十月中旬、北広島市内の石狩教育研修センターで経営研究大会を開いた。会員七十九人が参加。講話や協議を通して、特別支援教育について理解を深めるなど、校長としての職能の向上を図った。

　研究主題を「一人一人の教育的ニーズに応じ、豊かに生きる力を育む特別支援教育の推進と充実」と設定。障がいのある児童生徒の将来的な自立に向けた教育課程の編成などが求められる中で、特別支援学級未設置校の校長に参加を呼びかけるなど、全道・全国レベルでの研修を深める学習の場とすることを目的としている。

　冒頭、村山会長があいさつ。「ほっかいどう教育推進計画」の策定に伴い「特別支援教育に関する基本方針」が改訂されたことにふれ、一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の充実を図ることの大切さを強調した。また、積極的な発言で実り多い大会になることを期待した。

　来賓あいさつでは、石狩教育局の岩渕隆局長のあいさつを村上由佳次長が代読。「道教委主催の研修事業による教職員の専門性向上」「特別支援教育スーパーバイザーの学校訪問による助言」「石狩管内専門家チームの巡回相談」などを通して、個別の教育支援計画の作成・活用や特別支援教育の一層の充実に努めることを伝えた。

　続いて、道立特別支援教育センターの小原直哉所長が「特別支援教育の動向と直面する課題」と題して講話。このほか、研究協議を行った。

(関係団体 2018-11-14付)