羅臼町知床未来中の落成式典　新しい歴史を築いて　祝辞で湊屋町長が期待

（学校 2018-11-28付）

町内各地から１１４人が出席し、落成を祝った

　【根室発】羅臼町立知床未来中学校（谷村靖志校長）の落成記念式典・祝賀会が十一月上旬、羅臼町公民館で執り行われた。教育関係者や工事関係者のほか、町内会員、町議会議員など百十四人が出席。湊屋稔町長は「新しい歴史を築き、新しい時代を切り開いて、夢をもって世界に羽ばたいて」と呼びかけた。

　同校は三月末で閉校となった旧羅臼中学校と旧春松中学校の統合校で、羅臼中の敷地内に四階建ての新校舎を建設。校舎は三月に完成し、四月の開校後はグラウンド等の外構工事を進めてきた。

　校舎は二階の中心に三階までの吹き抜け空間がある多目的ホールを設け、地域の防災拠点・避難所として活用可能。校訓は「ふるさとに生き　未来を拓く」で、校歌は羅臼町応援大使を務める歌手の吉幾三さんが作詞・作曲した。

　式典では湊屋町長が登壇し、「知床未来中に通う生徒の皆さんには、新しい歴史を築き、新しい時代を切り開いて、夢をもって世界に羽ばたいていってほしい。新しい校舎で学んだ経験が、一人ひとりの大きな夢の実現の糧になるよう願っている」と述べた。

　次いで、谷村校長があいさつ。四月の開校からの取組や部活動の状況を報告し、生徒が日々活動する素晴らしい校舎が完成したことに謝意を示した。

　このあと、工事経過報告、工事関係者等への感謝状贈呈、校歌・校章披露などを行い、祝宴に移った。

　なお、式典前には通学路の坂道の登り口に設置した石碑「無限坂」の除幕式と、校舎・グラウンド見学を行った。

(学校 2018-11-28付)