新・さっぽろ子ども未来プラン―札幌市子ども未来局　３１年度末までに後継計画　ニーズ調査もとに新施策検討

（市町村 2018-12-17付）

　札幌市子ども未来局は、「新・さっぽろ子ども未来プラン」の後継計画を策定する。子どもの権利や子育てなどを総合的に支援するもの。後継計画では、子育て施策をめぐる新たな課題に対応する施策を盛り込むこととしている。現在、子育て世帯を対象としたニーズ調査を実施。その結果をもとに、課題を整理し、三十一年度末までに後継計画を策定する予定だ。

　子ども未来局では、二十六年度までを計画期間とする次世代育成支援対策推進行動計画「さっぽろ子ども未来プラン」を十六年度に策定。二十七年度には、「新・さっぽろ子ども未来プラン」を策定し、基本理念「子どもの権利を尊重し、子どもの輝きがすべての市民を笑顔で結ぶまち」のもと、「幼児期の学校教育・保育の質の向上」「充実した学校教育等の推進」「障がいのある子ども・発達が気になる子どもへの支援の充実」などの施策を推進してきた。

　三十一年度、同プランの計画期間が満了となる。このため、子育て施策をめぐる新たな課題に対応する施策を盛り込んだ後継計画を策定することとした。計画期間は三十二年度から五年間。

　今月から、子育て世帯を対象としたニーズ調査を開始。

　調査結果をもとに課題を整理し、子ども・子育て支援に関する事業計画の策定などについて、子育て支援当事者などの意見を聞くために設置された札幌市子ども・子育て会議に結果を報告する。

　後継計画について、同会議で審議し、三十一年度末までに策定する見通し。

(市町村 2018-12-17付)