２１日まで給食停止　函館市内２中学校で食中毒

（市町村 2018-12-21付）

　【函館発】函館市立亀田中学校と港中学校で十八日、給食が原因とみられる集団食中毒が発生した。十九日午後一時三十分現在、嘔吐や吐き気、下痢、発熱、腹痛の症状を訴えた発症者数は生徒百十二人と教員三人。両校は十九日を臨時休校とし、きょう二十一日まで給食を提供しない方針で、今後は保健所が原因の調査を進めていく。

　十八日の夜、給食の親学校である亀田中の調理場で函館保健所の職員が原因の調査を開始。

　当日は、コッペパン、五目すいとん、白花豆コロッケ、みかん、牛乳が生徒に提供された。

　被害生徒・教員の内訳は、亀田中が生徒八十一人と教員二人で、入院が十二人。

　港中は生徒三十一人と教員一人で入院はなし。重症者はおらず、全員が軽症となっている。

　道教委は函館市教委に対し、保健所と情報共有して対応するように指導。渡島教育局の職員を亀田中に派遣し、情報を収集している。

　両校では、きょう二十一までの二日間は給食を提供せず、弁当持参で対応する方針。

(市町村 2018-12-21付)