確かな学力の育成など　大空町教委が第２次教育推進計画案（３１～３５年度）

（市町村 2019-02-01付）

　【網走発】大空町教委は、三十一～三十五年度の五年間を計画期間とする第二次教育推進計画案をまとめた。確かな学力の育成や、新しい高校が開校することを見据えた産業教育の充実、特色ある高校づくりなどを盛り込んだ。町教委は、十八日までパブリックコメントを受け付けている。

　大空町は、現行の教育推進計画が本年度で終了することから、町内幼稚園の園長、小・中・高校の校長、社会教育委員で構成する町教育推進計画策定委員会を中心に協議を進めてきた。

　計画案では、学び続ける人を育てる「つながる」、未来を切り拓く人を育てる「ひろがる」の二点を基本理念に掲げ、①未来を拓き、活きる力を育てる教育の推進②学びをひろげる豊かな心と健やかな体の育成③学びを支える家庭・地域との連携・協働の推進④学びをつなぐ学校づくりの実現⑤学びを活かす地域社会の実現―の五つの基本目標のもと、三十一の施策を盛り込んだ。

　①では、小・中学校における確かな学力の育成や高校におけるこれからの時代に求められる資質・能力の育成のほか、特別支援教育、国際理解教育、情報教育、キャリア教育、高校における産業教育の充実に努める。

　②では、道徳教育やふるさと教育の充実、読書活動や体験活動の充実、コミュニケーション能力の育成、いじめ・不登校への取組の充実、体力・運動能力の向上、食育の推進、健康教育の充実に取り組む。

　③では、幼児教育や家庭教育支援の充実を図るほか、学校と地域の連携・協働を推進する。

　④では、学校段階間の連携・接続の推進、学校運営の改善、学校安全教育の充実、教職員の資質・能力の向上、特色ある高校づくりを行う。

　⑤では、生涯学習や社会教育の振興、芸術文化活動の推進、文化財の保存および活用の推進、生涯スポーツの普及・振興、社会教育施設・設備の充実を図る。

　町教委は、十八日までパブリックコメントを受け付けている。教育委員会会議などでの審議を経て、三月中には策定する予定。

(市町村 2019-02-01付)