石狩市教委がＳＳＷで来年度　１人増員し４人体制に　統括するリーダーを選任

（市町村 2019-02-04付）

　石狩市教委は三十一年度、不登校支援事業としてスクールソーシャルワーカー（＝ＳＳＷ）を一人増員して四人の配置を目指す。近年、ＳＳＷの対応件数が大幅に増加していることを受けて増員するもので、業務連絡や緊急対応といった統括を担うリーダーを定めるなど、事業の充実を図る方針。

　ＳＳＷは、いじめや不登校、虐待、貧困など、学校や日常生活における問題に直面する子どもを支援する社会福祉の専門家。子ども本人だけでなく、家族や友人、学校、地域など周囲の環境に働きかけて、問題解決を図る。

　事業は、不登校状況にある児童生徒の学校への復帰や将来的な社会的自立を図るため、集団活動や体験活動による生活支援など、個々の状況に応じた支援を行うことが目的。

　市教委は本年度まで、市内小・中学校を巡回する形でＳＳＷを三人配置している。

　近年、ＳＳＷの対応件数が大幅に増加していることを受け、来年度一人増員して、四人体制で事業の拡大を図る。

　また、四人の中からリーダーを選出することとしており、リーダーを市教委に配置する予定。リーダーは、業務連絡や緊急対応など、統括の役割を担うこととしている。

(市町村 2019-02-04付)