プログラミング教育研修講座 図形描き活用法学ぶ 乙部小教員対象に町教委(市町村 2019-02-04付)
今後の方針についても理解を深めた
【江差発】乙部町教委は一月二十三日、町立乙部小学校(田澤利行校長)で同校教員を対象としたプログラミング教育研修講座を開いた。十七人が受講。初心者向けソフトで図形を描くなどして、プログラミング教育の実際や機器の活用方法を学んだ。
町教委は昨年十一月から、プログラミング教育に関する研修会を町内の小学校で開いている。新学習指導要領で三十二年度から小学校で必修化されるプログラミング教育にかかわる研修を深めるとともに、プログラミングを体験することで授業への活用方法を探ることが目的。
講師は、町教委の西田卓見事務局長が務めた。はじめに、プログラミング教育が求められる背景などを文部科学省の資料をもとに説明し「まず、指導する教員がプログラミングを体験することが重要。自らチャレンジしてほしい」と呼びかけた。
続いて、ビジュアル型プログラミングソフト「スクラッチ」を使って図形を描く方法を説明。画面上の猫が持つペンを動かす、止める、角度を付けるなどの動きをプログラミングすることで、三角形などの図形が描けることを実演した。
このあと参加者は、三角形や六角形のほか、発展課題として十角形や星形の作図にチャレンジ。最初は方法が分からなかった参加者も、一つずつプログラムを組んでいきながら図形を完成させ、プログラミングの方法や授業での活用法について理解を深めた。
西田事務局長は「教育委員会としては、今後とも学校と連携・協力していきたい。児童向けの講座も視野に入れている」と話し、プログラミング教育の充実を図っていく意向を示した。
参加者の事後アンケートでは「実際に操作して面白さ、ポイントがよく分かった」「抵抗なく子どもと一緒に学習活動が進められそう」などの感想が寄せられた。
(市町村 2019-02-04付)
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