ひきこもり支援〝よりどころ〟を拡充―札幌市子ども未来局 31年度に実施回数増 当事者・家族向け月2回ずつ (市町村 2019-02-04付)
札幌市子ども未来局は三十一年度、ひきこもり当事者や家族を支援する取組“よりどころ”の実施回数を増やす。当事者の外出の場や、同じ悩みをもつ人々の交流の場を創出するため、三十年六月から月一回、試行的に実施しているもの。利用者のニーズに応えられるよう、当事者向け・家族向けの開催をそれぞれ月二回に増やすことを目指す。
同局は三十年六月、ひきこもり対策における推進体制の整備に向けて、相談窓口となる「ひきこもり地域支援センター」の相談機能をもつ集団型支援拠点「仮称・よりどころ」の取組を試行的に開始した。
同センターの相談実績を踏まえ、ひきこもりの状態にある本人や家族などが安心して相談できる環境を整備し、当事者などが精神的安定を得られる支え合いの場を提供している。
三十年度の試行実施では、当事者向けと家族向けの会を、市内のかでる2・7などで、今月中旬まで月一回開催。スタッフの中には、ひきこもり経験をもつピア・スタッフがいるほか、同センターの専門相談員が個別相談にも対応している。
同局で、よりどころの利用者にアンケートを行ったところ、開催回数の増加などを求める意見が出た。利用者のニーズに応えるため、三十一年度のよりどころの開催回数を、当事者向け・家族向けのどちらも月二回に増やすことを目指している。
実施時期や内容、開催場所については、今後検討した上で決定することとしている。
(市町村 2019-02-04付)
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