札幌市の31年度予算案④ 教育・子育て関連
(市町村 2019-02-04付)

 予算案はつぎのとおり(金額単位・万円)。

▼教育委員会

▽義務教育児童生徒遠距離通学助成費=五、一〇〇―遠距離通学を行う児童生徒へ通学定期代の助成

▽高校等生徒通学交通費助成費=七、九〇〇―市内に居住し石狩管内の高校などに通う生徒の通学交通費助成の実施

▽学校業務効率化推進費=七八〇―学校の業務改善や教員の負担軽減を図るため、業務についての助言および指導や、管理職を対象とした研修などを実施する民間コンサルタントの導入

▽初任者研修関係費=五、二〇〇―初任者研修によって授業を行えない教職員の代替要員および校内で初任者研修を行う非常勤講師の配置

▽高校改革費=二、〇〇〇―進路探究学習の推進、市立高校合同説明会の実施、高校と企業等の連携を推進する市立高校コンシェルジュの配置、市立札幌大通高校の外部人材活用、スーパーサイエンスハイスクールなど

▽教育課程等推進費=三、七〇〇―教育課程の適切な推進に資する学校支援体制の充実など

▽外国語指導助手関係費=五一、一〇〇―一二〇人(増員六人)

▽不登校対策費=八、九〇〇―市内六ヵ所の適応指導教室において、学校復帰に向けた児童生徒への支援

▽算数にーごープロジェクト事業費=二九、六〇〇―全市立小学校の五・六年生における二五人程度の算数少人数指導の実施

▽特別支援教育費=三、七〇〇―特別な教育的支援を必要とする児童生徒の教育の推進、小学校への看護師派遣のモデル実施

▽学びのサポーター活用費=一八、三〇〇―特別な教育的支援が必要な子どもに学校生活上の支援を行うための学びのサポーターなどの配置

▽スクールカウンセラー活用費=二二、九〇〇―いじめや不登校などの課題に対応する臨床心理の専門的知識を有するスクールカウンセラーの配置拡充

▽スクールソーシャルワーカー活用費=二、五〇〇―関係機関と連携して子どもや家庭の支援体制を整備するためのスクールソーシャルワーカーの配置

▽運動部活動外部人材活用費=二、四〇〇―顧問の確保が困難であり、運動部の継続または新設が難しい中学校に対する、部の運営と技術指導を行う外部顧問、特別外部指導者の派遣

▽札幌らしい特色ある学校教育費=一、七〇〇―自立した札幌人の育成を目指すための、雪・環境・読書の三つのテーマに沿った事業や学校の夢づくり支援事業の実施

▽相談支援パートナー事業費=九、三〇〇―不登校の子どもや家庭に対するきめ細やかな支援を行う相談支援パートナー、担当区の小学校の不登校支援についての指導・助言などを行う相談支援リーダーの配置

▽進路探究オリエンテーリング事業費=九〇〇―専修学校・各種学校と連携した夏休み期間などにおける中学生対象の職業体験講座の拡充

▽観察・実験アシスタント事業費=一、二〇〇―小学校の理科の学習における観察・実験活動の充実を目的とした外部人材の活用

▽いじめ対策自殺予防費=一、三〇〇―教職員への研修、関係機関との連携協力会議の開催、相談体制の構築など、いじめの対策や自殺予防にかかる取組の実施

▽課題探究的な学習モデル研究費=四、六〇〇―中等教育学校におけるIBカリキュラムや情報通信機器を活用した課題探究的な学習モデルの研究

▽学校図書館活用促進費=五、七〇〇―学校図書館の活用を促進し、児童生徒の読書活動の充実を図るための、図書館の環境整備等を担うボランティアの派遣や学校図書館司書の配置拡充

▽教育センター運営管理費=四、八〇〇―発達に心配のある子どもの保護者からの相談に対し、より身近な地域で迅速かつ丁寧に対応できるよう、教育センター外における地域相談の実施

▽幼児教育センター関係費=五、一〇〇―幼児教育の水準向上を図るための各種事業や、市立幼稚園九園における預かり保育の実施

▽奨学金支給費=一〇、二〇〇―奨学金支給者数一、三〇〇人

(連載終わり)

(市町村 2019-02-04付)

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