北斗市第２回総合教育会議　教育大綱改訂案を承認　専門性高める特別支援の研修を

（市町村 2019-02-05付）

１４人が今後の教育について意見を交わした

　【函館発】北斗市は一月二十八日、市役所で本年度二回目の総合教育会議を開いた。池田達雄市長、永田裕教育長のほか、教育委員など合わせて十四人が出席。北斗市教育大綱の改定案を承認したほか、市内の特別支援教育に関する現状について意見を交わした。

　開会式のあと、教育大綱の改定案を協議。案は前回会議で示されたもので、基本目標として「心豊かで、たくましく未来をいきる資質・能力を育む教育の推進」を掲げ、基本方針は「社会で活きる教育活動の推進」など六つを示し、十五の施策を設定している。

　反対意見や市民からのパブリックコメントなどが挙がらなかったことから、案を満場一致で承認。三十年度から三十三年度までが対象期間となる。

　引き続き、市内の特別支援教育の現状を市教委の小野義則学校教育課長が説明。二十六年度から三十年度まで、小・中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒の数や特別支援学級の数が増加していることから、特別支援教員免許の所持者の割合が多くなっていることを数値で示した。

　また、障がい別の生徒数の推移や、特別な支援を必要とする子どもへの対応などを説明した。

　協議では「特別支援学級における保護者とのトラブル防止に向けて、専門性を高める研修の必要性」を求める意見などが挙がった。

(市町村 2019-02-05付)