道教委・佐藤教育長が３１年度予算案発表受け記者会見　働き方改革などへ対応　新規事業は２定補正に計上

（道・道教委 2019-02-13付）

　道教委の佐藤嘉大教育長は八日、三十一年度予算案発表に当たって記者会見に臨んだ。年度当初から学力・体力の向上、いじめや不登校の防止などの重要課題や学校における働き方改革の対応などに取り組むことができるよう、必要な予算を確保したことを説明。グローバル人材の育成などの新規事業に関しては二定補正予算で計上する考えを示し「引き続き、本道教育の充実や各種課題の解決に向けて必要な予算の確保を図っていく」と表明した。

　具体的な施策として、体力向上を図る授業改善の実践研究に取り組む子どもの体力向上ボトムアップ事業において、体育専科教員の加配定数を二人増加するほか、いじめ等対策総合推進事業では、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの配置を拡大。いじめや不登校などの問題を抱える児童生徒の早期発見、早期解決に向けた相談体制の整備を図る考えを示した。

　学校における働き方改革の推進に向けては、部活動指導員、スクール・サポート・スタッフの配置を拡充。教職員配置の特例的措置として、厚真町、安平町、むかわ町で、全小・中学校、高校十九校に教職員を加配。児童生徒の心のケアや健康相談など教育環境の確保を図っていくとした。

　佐藤教育長は「引き続き、本道教育の充実や各種課題の解決に向けて必要な予算の確保を図っていく」と表明した。

(道・道教委 2019-02-13付)