キャリアアップ意欲向上　女性教員対象にセミナー　胆振局

（道・道教委 2019-02-12付）

職場における悩みや課題を共有した

　【室蘭発】胆振教育局は一日、むろらん広域センタービルで女性教員のキャリアデザインセミナーを開いた。管内の小・中・高校等の女性教員約二十人が参加。パネルディスカッションやワークショップを通じ、女性教員のキャリアアップ意欲高揚とスキルアップを図った。

　セミナーは、女性教員のキャリアアップへの意欲の醸成やスキルアップを目的に、教育長協議会、校長会・教頭会、女性管理職の会などの協力で開催した。

　開会に当たりあいさつに立った佐野秀樹局長は、管内の女性管理職比率が各校種において平均値を大きく下回っている現状を説明。その上で「セミナーを通じて、さらに視野を広げるとともに、学校運営や学校経営への参画について理解を深めていただければ」と期待した。

　続いて、「組織マネジメントの魅力に迫る」をテーマにパネルディスカッションを行った。コーディネータ―は室蘭市立桜蘭中学校の伊藤博明校長。パネラーの苫小牧市立勇払小学校の吉岡ゆかり校長と白老町教委の鈴木徳子学校教育課長が自らの経験などを伝えた。

　吉岡校長は「周りと協力し合うことや、何でもやってみることが大切」と訴えた。

　鈴木学校教育課長は、子どもの体調不良や妊娠中の体調不良等による休みにくさに関して「女性同士では伝わっても、男性にははっきり言葉にしないと伝わりづらい。周りに頼る、お願いする力が大切」と助言した。

　このあと、ＭＩＷ工房主宰の姉帯美和子氏によるワークショップ、女性のキャリアプランについてのまとめ・振り返りを行った。

(道・道教委 2019-02-12付)