空知局が携帯カード作成　局全体で非常事態に備え　災害発生時に適切な初動対応を

（道・道教委 2019-02-13付）

災害初動対応カード(クリックすると拡大表示されます)

　【岩見沢発】空知教育局は、災害時の初動対応を名刺サイズにまとめた携帯カードを作成した。昨年の北海道胆振東部地震を受け、自宅など勤務地以外で災害が発生した際に適切な初動を図るため、非常配備体制を一目で分かるよう表記。裏面に避難情報の種類や、災害に関するサイトのＱＲコードを掲載した。全職員に配布し、局全体で非常事態に備えている。

　携帯カードは、北海道胆振東部地震を教訓とし、災害発生時に職員が適切な初動対応を取ることができるよう、空知教育対策地方本部運営規程における非常配備体制を名刺サイズにまとめたもの。職員の声を踏まえ、初めて作成した。

　両面カラー印刷で、表面に配備職員と配備時期を横並びに対応させた図を掲載。四つの非常配備を色別に表現しているほか、各係の電話番号を併記している。

　裏面では避難情報について記載。被災時に自身や家族の命を守るため、避難準備・避難勧告・避難指示の段階ごとに取るべき行動を紹介。

　また、日本気象協会のサイトにつながるＱＲコードを掲載。気象警報や避難所の開設状況など、現在地に連動した情報が確認できるアプリをダウンロードすることが可能。

　職員からは、「災害発生時は動揺しているので、このようなカードがあるとありがたい」「配備体制が横に並んでおり、色分けされていて分かりやすい」と好評を博している。中心となって作成した企画総務課の髙橋聖仁総務係長は「職員も喜んでくれている。つくって良かった」と話している。

(道・道教委 2019-02-13付)