３０年度文科大臣優秀教職員表彰　北見北斗高の須藤教諭　体験的授業展開が評価

（学校 2019-02-21付）

受験対策と体験的授業の連結にも意欲を示す須藤教諭

　【網走発】北見北斗高校（渡部道博校長）の須藤智昭教諭が、本年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞した。主体的・対話的で深い学びの実現に向け、体験的な授業を展開したことなどが評価された。須藤教諭は「これまでやってきたことが評価され、うれしい」と喜びを語った。

　表彰は、全国の国公私立学校の現職教育職員（校長など管理職を除く）を対象に、学習指導や生徒指導などの分野で優れた成果を上げた教員を表彰し、意欲を高め、資質・能力の向上に資することが目的。本年度は七百七十三人の教員、四十六組織の教職員組織が受賞した。

　須藤教諭は、前任校の女満別高校で公民科の教諭として「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた体験的な授業を展開。参加型ワークショップ「貿易ゲーム」や、十八歳選挙権に向けた模擬選挙などを行い、前年度の道教育実践表彰を受賞した。

　本年度赴任した北見北斗高でも、担当する地理歴史科の授業で、世の中のニュースと授業内容を結び付けるなど、生徒の興味・関心を高める活動を展開している。

　これまでの取組が評価され、本年度文部科学大臣優秀教職員表彰の学習指導分野で受賞し、一月中旬に東京都で執り行われた表彰式に出席した。

　受賞について須藤教諭は、「これまでやってきたことが評価されうれしい」と喜びを。今後に向けて、「これから生徒たちが受験を意識する中で、受験対策と体験的な授業をどう結び付けていくか考えていきたい」と意気込んだ。

(学校 2019-02-21付)