プログラミング教育研修会開く―函館市教委 全面実施に向け研鑚 八幡小6年生が授業公開(学校 2019-02-28付)
【函館発】函館市教委は十五日、市立八幡小学校でプログラミング教育研修会を開いた。市内小・中学校の教職員を中心に約四十人が参加。八幡小六年生の公開授業や協議を通じて研鑚を積んだ。
三十二年度から小学校で全面実施となるプログラミング教育について、授業公開・協議等を通して各学校における教育活動の充実に資することが目的。
授業は、六年二組(児童数二四人)の総合的な学習を公開。単元「Let’sプログラミング」を坪谷正樹主幹教諭が指導した。
単元では、「将来の活躍が予想されるヒューマノイドロボットとのかかわりについて考えることを通して、ロボットの活躍が生活の向上につながることに気付き、ロボットが動くプログラミングへの関心を持つ」「プログラミングの考え方や方法を学ぶ活動を通して、学習課題を解決するための方法や手順を考えて取り組む」などを目標として設定している。
本時は、十時間扱いの九時間目。「学習課題に適した内容を考えて、プログラミングを行う」「友達と対話しながら、自分の考えを表現することができる」を目標とした。
これまでの授業で、プログラミングやロボットへの興味・関心の向上、タブレット式PCを活用してロボットのセリフや動きのプログラミングを行ったほか、意見交流などに取り組んでいる。
冒頭、事前に坪谷教諭がプログラミングした授業説明をロボットが読み上げた。坪谷教諭は「計画したプログラミングでロボットを動かしてみよう」と課題を提示した。
児童は二人一組になって、接客でどのようにロボットを活用するか思考。せりふや身ぶり・手ぶりのほか、特定の質問に返答するようしたり、声の高さなどを調整したりした。
児童は相談しながら、「チョコレートケーキがおすすめ」「二〇%オフ」などのせりふに合わせて、手を広げたり上げたりするようプログラミングした。
このあと、プログラムどおりにロボットが動くか確認。「このせりふでは手を上げないほうがいい」などと改善点を話し合いながらイメージに近づけ、次回の最終授業での発表に向け調整した。
公開授業終了後、「プログラミング教育の必修化に向けて、各学校の現状や課題等について」をテーマに意見協議が行われた。
(学校 2019-02-28付)
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