小規模特認校の江別市野幌小　入学定員上回る応募に　近隣幼稚園等へＰＲし成果

（学校 2019-03-07付）

　江別市小規模特認校の指定を受けている江別市立野幌小学校（橋本由美校長）は、橋本校長が近隣の幼稚園などに同校の魅力をＰＲする活動を行っている。取組の結果、三十一年度は入学定員を上回る応募を受け付けた。次年度以降の応募拡大に向けて、ＰＴＡとの連携や弟・妹に関するアンケートの実施のほか、四月から幼稚園などを訪問することとしている。

　明治二十九年に開校した同校は、樹木や動植物の観察など特色ある教育活動を展開している。

　橋本校長は、近隣の幼稚園や保育園、認定こども園に同校の魅力を伝える活動を行っている。本年度は二十三園を訪問した。

　また、同校ＰＴＡが自主的に「野小みりょくＰＲ隊」を結成。説明会での受付や説明、手書きの資料作成、質疑応答対応などＰＲ活動を進めている。

　取組の結果、三十一年度の入学定員十六人に対し十八人が応募した。三十年十一月上旬に応募者対象の説明会を開き、発達検査や親子面談を行った。

　二月一日には、三十一年度の入学が決定した十六人の幼児と保護者を対象に第二回幼児学級を開催。保護者へ入学に当たっての注意点などを説明した。このほか、幼児に授業体験として似顔絵や返事の仕方の練習、歌の練習などを行った。

　再来年度以降の入学者募集を効果的に進めるため、在校生の弟・妹が通園している保育園・幼稚園・認定こども園の情報提供を求めるアンケートを配布。集計したアンケート結果をもとに、来年度は三ヵ月ほど時期を早めて、四月から幼稚園などを訪問することとしている。

(学校 2019-03-07付)