開発局「わが村は美しく」運動　東藻琴高生９人が奨励賞　小麦普及への貢献を評価

（学校 2019-03-08付）

　【網走発】東藻琴高校（宮本匠校長）農産加工班の生徒九人は、開発局主催の「わが村は美しく―北海道」運動第九回コンクールで奨励賞を受賞した。スイーツの開発や食育活動などを通して、オホーツク小麦の普及に貢献していることが評価された。三年生の後藤麻衣さんは「“オホーツク小麦の知名度の向上”と“地産地消”をテーマに取り組んできたので、受賞できてうれしい」と喜びを話した。

　コンクールは、自然的・社会的・歴史的に特徴のある景観を形成してきた北海道の農山漁村がより「美しく」あるため、地域の魅力と活力と高めようとする住民主体の活動を見出し、広く発信し波及させていくことで農山漁村の振興に寄与することを目指し、隔年で開催している。

　網走ブロック（網走開発建設部管内）からは六団体の応募があり、優秀賞に一団体、奨励賞に二団体が選ばれた。

　奨励賞を受賞した同校農産加工班は、オホーツク小麦を活用したスイーツ「カップベリー」や「オホーツクパウンド」の開発・製造・販売の取組や、幼稚園や小・中学校での食育活動などを通してオホーツク小麦の普及に貢献していることが評価された。

　二月下旬、網走開発建設部別館で執り行われた表彰式に後藤さんら四人の生徒が出席し、網走開建の渡邊政義部長から表彰状を受け取った。

　後藤さんは「“オホーツク小麦の知名度の向上”と“地産地消”をテーマに取り組んできたので、受賞できてうれしい。これからもより多くの人に知ってもらえるように取り組んでいきたい」と話した。

　担当の八尾健太郎教諭は「生徒たちのこれまでの努力が結び付いた受賞。今後も後輩たちがこの取組を受け継いで、地域農業発展のために取り組んでくれたら」と話した。

(学校 2019-03-08付)