新篠津村３１年度教育行政執行方針　小中一貫検討委を設置　村営プールの利用促進

（市町村 2019-03-13付）

新篠津村教委・荒谷順一郎教育長

　新篠津村の荒谷順一郎教育長は三十一年度教育行政執行方針において、小中一貫教育の実施に向けて検討委員会を設置することとした。このほか、六月に開設する村営プールの利用を促進することによって、体力の向上や健康維持、増進を図る。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

【学校教育】

▼小中一貫教育

　二〇二一年度四月を目標に、小中連携教育から小中一貫教育へのスムーズな移行に向けて、様々な事案の協議、検討を行い、円滑な運営の整備を進める検討委員会を設置する。小中一貫教育の実施によって、子どもたち一人ひとりに確かな「生きる力」を育成するための教育環境整備を検討していく。

▼外国語授業の推進

　新学習指導要領へのスムーズな移行に対応するべく、英語の取組を拡充させていく。より質の高い教育環境を推進するため、英語に親しむ授業や体験活動などを実施していく。

▼地域に信頼される学校づくり

　コミュニティ・スクール（学校運営協議会）は、学校、保護者および地域の住民との信頼関係を深め、これらの者と一体となって学校運営の改善および児童生徒の健全育成に取り組むものであり、二十九年八月に学校運営協議会を設置した。今後についても、小中一貫教育導入など大小様々な事案について、協議・検討していく。

▼学習支援体制

　小学校にはこれまで同様、大学生によるスクールアシスタントティーチャーおよび学習支援員の配置を行うとともに、中学校にも引き続き学習支援員を配置して、小・中学校の学習支援の強化を図っていく。

　また、学校図書館の効率的な運営と利用の促進を図るため、小学校に学校司書を引き続き配置する。

【学校給食】

▼給食の調理

　一月より民間委託で実施している、給食業務の安全性確保、安定的供給を行う体制整備に努める。

▼給食費

　三十年度において小学校で月百五十円、中学校で二百円の値上げを実施した。

　三十一年度も、昨年の激減緩和によって据え置きとしていた分の給食費の値上げを実施する。値上げ幅については、保育所、小学校で月百円、中学校で二百円の値上げとなる。

【社会教育】

▼村営プール

　六月の開設に向けて準備を進めている。小さなお子様から高齢者まで利用できるプールを目指し、体力の向上や健康維持、増進等を図る施設として充実させていきたいと考えている。

▼社会教育施設

　第四自治区の多目的研修集会施設の建て替えを実施する。より使いやすい施設の建築を図っていく。

▼青少年健全育成の推進

　学習機会や体験活動事業に積極的に取り組むとともに、Ｂ＆Ｇ海洋性スポーツの普及拡大を図るため、インストラクター等の指導体制の充実を図る。思いやりの心とチャレンジ精神を育む青少年の健全育成活動に努めていく。

(市町村 2019-03-13付)