権利の認知度が向上　子どもに関する実態・意識調査　札幌市

（市町村 2019-03-20付）

　子どもに関する実態・意識調査の対象は、十九歳以上の大人五千人と、十～十八歳までの子ども五千人。前回調査は二〇一三年に実施した。

　調査の結果、子どもの権利の認知度は、学校を通じた啓発などによって、前回調査より上昇。大人が七・〇ポイント増の六一・〇％、子どもが二一・二ポイント増の六一・四％となった。

　自分のことが好きだと思う子どもの割合は、前回調査に比べて二・〇ポイント増の六七・四％。子どもの不安や悩みについて多かった項目は、十～十二歳は「特にない」「勉強」「友達との関係」と続いた。十三～十八歳は「受験や進学」「勉強」「就職など将来のこと」の順に多かった。

　子どもの権利が大切にされていると思う人の割合は、大人が前回調査から〇・一ポイント増の四九・二％、子どもが六・八ポイント増の六三・八％だった。大切にされていないと思う権利について、大人・子どもともにいじめや虐待、差別など人権侵害に関する項目を挙げる人が多かった。

(市町村 2019-03-20付)