９月ころ公設塾開設へ　ゼミ形式で課題を解決　統合高開校に先駆け大空町教委

（市町村 2019-03-22付）

　【網走発】大空町教委は、女満別高校と東藻琴高校の統合による新しい高校の開校に先駆け、公設塾をことし九月ごろに開設する予定だ。新しい高校が開校するまでをプレオープン期間とし、女満別高と東藻琴高の生徒を対象にゼミ形式の課題解決型学習などを展開する。中学生の入塾体験なども検討する。

　道立の女満別高と町立の東藻琴高を発展的に統合し、二〇二一年度に町立全日制総合学科の新しい高校を開校する予定の大空町。現在、「高校でのカリキュラム改革」「公設塾」「教育寮」の三つを柱とした高校魅力化プロジェクトを推進している。

　その一つとして位置付けられている公設塾について、開校に先駆けて新しい高校の魅力をＰＲするため二〇一九年度中に開設することとしており、九月を目指して準備を進めている。

　新しい高校が開校するまではプレオープン期間となり、女満別高と東藻琴高の生徒を対象とする。

　自ら考え、対話し、解を導く力を育成するため、個別のカリキュラムによる一人ひとりに寄り添った学習指導、ゼミ形式の授業による課題解決型学習などを展開する予定。今後は中学生の入塾体験なども検討する方針だ。

　場所は、女満別高と東藻琴高の両校舎内に設置する方向性で検討している。また、両校舎をインターネットで結び、双方向のコミュニケーションを可能とするため、ＩＣＴ環境の整備も進めていく方針。

(市町村 2019-03-22付)