清水町が統合保育所を建設へ　認定こども園見据え　電子錠などで安全に配慮

（市町村 2019-03-22付）

　【帯広発】清水町は三十一年度予算に第一保育所と第二保育所を統合した新しい保育所の建設を盛り込んだ。予算額は約十一億円で、将来的には清水幼稚園を統合して認定こども園として運用することを見据えている。設備には外断熱、保育室のエアコン完備、電子錠、監視カメラを設置して、暮らしやすく安全な保育所の開設を目指す。

　町の第一保育園と第二保育園は経年による老朽化が激しく、建て替えの必要性があった。少子化による保育園児減少の影響から両保育所を統合することになり、将来的には清水幼も統合し、認定こども園として活用できる施設の建設を目指す。

　規模は、木造平屋で延べ床面積約二千平方㍍。ＪＲ十勝清水駅北一条から北二条にかけて建設する。工事費総額は約十一億円となっている。

　保育用の設備はすべて取り換えることとし、外壁に外断熱を加えた上で保育室全室にエアコンを備え、冬は温かく夏は涼しい構造を目指す。

　また、安全面では扉に電子錠を付けて、不審者対策を行うとともに、監視カメラを六台設置して万全の保育態勢を備えることとしている。

(市町村 2019-03-22付)