千歳科技大ｅラーニングシステム　概要や活用例など示す　道教委が各機関に通知

（道・道教委 2019-04-10付）

　道教委は8日付で、通知「千歳科学技術大学のｅラーニングシステムの活用について」を各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長などに発出した。システムの概要を紹介する教育委員会・学校向け資料、活用例を示す児童生徒用資料も併せて送付。各学校の教育活動の充実に向け活用を呼びかけている。

　インターネットを通し、場所を問わずに学びの機会を提供できる同大のｅラーニングシステムは、英検準2級から5級までの筆記・リスニングなどの問題を掲載。解答状況から一人ひとりの理解度に基づいた問題を出題する。

　道教委によると、3月現在におけるシステムの利用申込市町村数は14管内の38市町村。小学校26校、中学校55校、義務教育学校2校の計83校が利用している。

　通知に添付した教育委員会・学校向け資料では、ｅラーニングシステムの学習内容、特徴、実施手順を紹介。市町村教委が道教委に申請し、市町村教委と学校の管理アカウントを作成。児童生徒がワークシートとアカウントを示すカードなどを受領し、利用できる。費用負担はない。

　義務教育課Ｗｅｂページでは、ｅラーニングシステムの効果的な活用事例を公開しており、学習内容の定着を図る授業での補充学習、家庭学習などでの活用事例を紹介している。

(道・道教委 2019-04-10付)