３０年度道内公立学校給食実施状況―道教委まとめ　完全給食実施率９７．６％　１食平均単価小中とも上昇

（道・道教委 2019-04-22付）

　道教委は、道内公立学校の３０年度学校給食実施状況（３０年５月１日現在）をまとめた。小・中学校、特別支援学校、夜間定時制高校における完全給食（パンまたは米飯、ミルク、おかず）の実施率は９７・６％。補食給食（ミルク、おかずなど）とミルク給食（ミルクのみ）を合わせた実施率は９９・２％となっている。完全給食実施校における１食当たりの平均単価は小・中学校とも上昇していることが分かった。

▼学校給食の実施状況

　完全給食の校種別実施状況をみると、小学校は９８・０％、中学校は９７・４％、特別支援学校は９４・３％、夜間定時制高校は９４・１％となっている。

　補食給食・ミルク給食を合わせると、小学校は９９・５％、中学校は９９・１％、特別支援学校は９５・７％、夜間定時制高校は１００％。

　４校種合わせて９７・６％で完全給食を実施。補食給食・ミルク給食を合わせ９９・２％となった。

　完全給食実施校の９８・９％が米飯給食を実施しており、うち、小学校は９８・９％、中学校は９８・６％、特別支援学校と夜間定時制高校は１００％。週平均実施回数は小・中学校が３・１回、特別支援学校３・２回、夜間定時制高校が４・３回。

▼栄養教諭・学校栄養職員の配置状況

　小学校が１７９人（うち栄養教諭１２３人）、中学校が６７人（同４５人）、共同調理場が２４２人（同２２７人）、特別支援学校が５１人（同５１人）、市町村教委等が１２人で、合計５５１人（同４４６人）。

　調理員は、小学校６０３人、中学校１４９人、共同調理場１１５８人、特別支援学校５５人、夜間定時制高校２９人の計１９９４人が配置されている。

▼学校給食費

　完全給食実施校における１食当たりの平均単価は、小学校低学年が前年度と比べ２円９６銭増の２４１円８０銭、中学年が３円１５銭増の２４３円８３銭、高学年が３円１７銭増の２４５円１１銭。中学校の平均単価は４円３３銭増の２９４円５５銭となり、いずれも上昇している。

(道・道教委 2019-04-22付)