世界津波の日高校生サミット―道教委ほか　事前学習８月に奥尻で　関連業務担当者決まる

（道・道教委 2019-04-23付）

　道、道教委などで構成する「世界津波の日高校生サミットin北海道」サミット実行委員会は、サミット関連業務の委託業者を決定した。公募型プロポーザルによる審査の結果、代表者は㈱ＪＴＢ道事業支部、構成員は㈱ヤマチコーポレーションによるコンソーシアムに決定。サミットのほか、道内公立・私立高校生が参加する事前学習ツアー、海外参加者が参加するスタディツアーなどの関連業務を行う。

　サミットは、北海道に国内外の高校生を招き、国土強靱化を担う将来のリーダーの育成と、世界各国との絆を深めることが目的。

　札幌市を含む道内の公立・私立高校の生徒を対象とする事前学習ツアーを８月６～８日に奥尻町で実施し、防災学習、奥尻島の視察、英語研修、交流会を行う。

　海外参加者のみが参加する事前行事として、９月７～９日にスタディツアーを開き、道内数ヵ所の地元高校生と交流を通じ、防災・減災について学ぶ。

　サミットは、９月１０・１１日に道立総合体育センターで開催。①知識を得る～過去の教訓の伝承②意識を高める～災害への備えと迅速な避難③復興に向け行動する～社会貢献、支援者の視点―の３分科会で発表・討論を行うほか、総会、分科会、記念碑除幕式、記念植樹などを予定している。

　これら関連業務を行う委託業者の選定に当たり、同実行委員会は３月下旬にプロポーザル審査会を実施。代表者は㈱ＪＴＢ道事業支部、構成員は㈱ヤマチコーポレーションによる二者コンソーシアムに決定した。

　委託業務の契約期間は、２０２０年１月１０日まで。

(道・道教委 2019-04-23付)