就職指導の実践研究校―道教委　６校指定し支援教員配置　早期離職等改善に向け調査

（道・道教委 2019-04-24付）

　道教委は、３１年度就職指導の改善に関する研究の実践研究校を決定した。砂川高校、千歳北陽高校、室蘭栄高校定時制、浦河高校、上磯高校、遠別農業高校の６校を指定。各研究実践校では、就職支援教員を配置し、就職後３年以内に離職する早期離職の改善に向けた調査研究や、進路相談員等の関係者と連携した就職にかかわる効果的な支援などを行う。

　事業は、生徒一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる資質・能力の育成を図るため、社会や職業への円滑な移行に向けた調査研究を行い、高校における就職指導の改善・充実を図るもの。

　本年度の研究課題に、①就職後３年以内に離職する早期離職の改善に向けた企業等との連携方策②公共職業安定所やキャリアプランニングスーパーバイザー（進路相談員）などと連携した就職にかかわる効果的な支援方策③これら２項目にかかる成果の普及―の３点を設定。

　卒業後３年以上がたった卒業生を対象に離職を思いとどまった理由について調査を行うほか、公共職業安定所や進路相談員などの関係者間での連携会議を開催する。

　本年度の実践研究校には、砂川高、千歳北陽高、室蘭栄高定時制、浦河高、上磯高、遠別農業高の６校を指定した。

　研究期間は１年間。

　各研究実践校は、就職支援教員を配置し、就職指導の改善・充実を図っていく。

(道・道教委 2019-04-24付)