鈴木新知事が就任あいさつ　新時代の創造目指す　地域と産業担う人づくり

（道・道教委 2019-04-24付）

「豊かさに満ちた未来、可能性にあふれた未来を築きたい」と述べた

　鈴木直道新知事は２３日、道庁本庁舎に初登庁し、道議会議場で就任のあいさつを行った。新しい道政に臨む基本姿勢として「ピンチをチャンスに変える道政」など３点を掲げ、「自らが先頭に立ち、北海道新時代の創造を目指していく」との考えを表明。多様性と可能性を生かした確かな未来づくりに向け、地域と産業をけん引する人づくり、将来を担う子どもたちの成長を支える教育環境の充実などに取り組んでいくとした。

　鈴木新知事は、新しい道政に臨む基本姿勢として「ピンチをチャンスに変える道政」「新たな発想で攻める道政」「地域とともに行動する道政」を提示。市長を務めた夕張市では、小・中学校、高校が１校だったことを逆手に小中高一貫の魅力ある取組を進め、入学希望者を大幅に増やすことができたと振り返り「様々な課題を角度を変えてみることでチャンスととらえ、課題解決の北海道モデル構築を目指したい」と強調。「こうした姿勢を共有し、私自らが先頭に立ち、北海道新時代の創造を目指していく」と述べた。

　また、様々な公約を推進する基盤づくりとして、①北海道を応援してくれる人々の知恵と力を結集する仕組みづくり②政策推進のための骨太で筋肉質な道庁の体制づくり③北海道創生に向けた市町村とのスクラム強化―の３点を提示。

　多様性と可能性を生かした確かな未来づくりに向け、人材確保・人材育成の推進など、地域と産業をけん引する人づくりや、将来を担う子どもたちの成長を支える教育環境の充実などに取り組んでいく考えを示した。

　その上で「ふるさと北海道を思う気持ちと地域を良くしたいという強い情熱、これまで培ってきた知識と経験、本道にかかわる人との幅広いネットワーク。こうしたものを最大限発揮し、豊かさに満ちた未来、可能性にあふれた未来を築き上げていきたい」と締めくくった。

(道・道教委 2019-04-24付)