宗谷管内特別支援教育研究協議会　共生社会実現へ実践を　総会開き事業計画等決定

（関係団体 2019-04-24付）

本年度の基本方針などを確認した

　【稚内発】宗谷管内特別支援教育研究協議会は１６日、稚内総合文化センターで３１年度定期総会を開いた。３０年度の事業報告や各専門部の反省、３１年度の事業計画などを審議。役員改選では、中尾忠会長を再任した。

　中尾会長は、様々な施設のバリアフリー化が進む一方で障がい者に対する心のバリアフリーについてはまだまだ課題があることを指摘し「障がい者と健常者がともに暮らせる共生社会の実現に向け、本研究会の実践を通して学び合うことが大切」と訴えた。

　来賓あいさつでは、宗谷教育局の鈴木豊義務教育指導監が「障がいのある子どもに対する一貫した支援の充実に向けて、個別の教育支援計画を活用しながら保護者や関係機関と日常的な連携を図るとともに、自校での取組を各地域で積極的に発信してほしい」、稚内市教委の表純一教育長が「特別な支援を必要とする児童生徒やその保護者の期待に応えられるよう、学校だけでなく、市町村教委も一緒になって特別支援教育の充実・改善に努めていきたい」とそれぞれ期待した。

　議事に移り、３０年度の事業報告、収支決算報告、監査報告に続き、本年度の事業計画を審議。管内特別支援教育研究会を７月ころに、第１８回道特別支援学級設置学校長協会宗谷地区経営研究大会を１１月２９日に稚内市で開催することなどを確認した。

　役員改選では、中尾会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝中尾忠（稚内市立稚内南中校長）

▽副会長＝髙橋好則（稚内養護校長・新）、坂本孝行（稚内市立稚内東小校長・新）、塩﨑由雄（稚内市立潮見が丘中校長・新）、川原修子（稚内市立稚内港小校長・新）、杉本浩一（稚内市立稚内南小校長）、本間一臣（稚内市立稚内東中校長）、小島康秀（浜頓別町立浜頓別小校長・新）、関谷克志（利尻富士町立鴛泊小校長・新）

▽監査＝大島朗（稚内市立潮見が丘小校長）、今野亘（稚内市立稚内中央小校長・新）

▽事務局長＝平塚貴広（稚内市立稚内南中教諭）

▽会計＝嶋崎千恵子（稚内市立稚内南小教諭）

(関係団体 2019-04-24付)